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【ボルダリング】筋トレで鍛えたい筋肉とトレーニングメニュー

スポーツ

ボルダリングは全身を使うスポーツであり、特定の筋肉を強化することが上達のカギとなります。この記事では、ボルダリングのパフォーマンス向上に役立つ筋トレメニューを紹介します。正しい筋肉を効果的に鍛え、クライミングスキルを一段と向上させましょう。

ボルダリングに必要な筋肉

指と前腕の筋肉

ボルダリングにおいて、指と前腕の筋肉は非常に重要です。これらの筋肉は、ホールドをしっかりと掴む力を提供します。

  • 屈筋群:指を曲げる力を提供し、ホールドをしっかりと掴むために重要。
  • 伸筋群:指を伸ばす力を提供し、バランスを保つために必要。

上腕と肩の筋肉

上腕と肩の筋肉は、体を引き上げたりバランスを取るために不可欠です。

  • 上腕二頭筋:肘を曲げる力を提供し、体を引き上げる動作に重要。
  • 三角筋:肩の動きをサポートし、ホールド間の移動をスムーズにする。

背中の筋肉

背中の筋肉は、体全体を引き上げ、壁に密着させるために重要です。

  • 広背筋:体を引き上げ、ホールド間の移動をサポート。
  • 僧帽筋:肩甲骨の動きをサポートし、体のバランスを取るのに役立つ。

コア(体幹)の筋肉

コアの筋肉は、全身の安定性とバランスを提供します。これにより、壁を登る際の体の動きをコントロールしやすくなります。

  • 腹直筋:体を前後に曲げる力を提供。
  • 腹斜筋:体をねじる動作をサポートし、バランスを保つのに役立つ。
  • 脊柱起立筋:背中の安定性を提供し、体を垂直に保つ。

脚の筋肉

ボルダリングでは脚の力も重要です。脚を使って体を持ち上げ、バランスを取ることが求められます。

  • 大腿四頭筋:膝を伸ばす力を提供し、体を引き上げる動作に重要。
  • ハムストリングス:膝を曲げる力を提供し、体を引き上げる動作をサポート。
  • 腓腹筋:ふくらはぎの筋肉で、つま先立ちやジャンプ動作をサポート。

トレーニングメニュー

指と前腕のトレーニング

ハンドグリップトレーナー

  • 方法:ハンドグリップトレーナーを握り、できるだけ強く握ります。1セット10回を3セット行います。
  • 効果:指と前腕の握力を強化します。

デッドハング

  • 方法:クライミングボードにぶら下がり、10秒間保持します。これを5セット行います。
  • 効果:指の筋持久力を高めます。

上腕と肩のトレーニング

プルアップ

  • 方法:バーを握り、体を引き上げます。10回を3セット行います。
  • 効果:上腕二頭筋と広背筋を強化します。

ショルダープレス

  • 方法:ダンベルを肩の高さに持ち上げ、頭上に押し上げます。10回を3セット行います。
  • 効果:三角筋と上腕の筋力を強化します。

背中のトレーニング

ラットプルダウン

  • 方法:ラットプルダウンマシンを使い、バーを引き下げます。10回を3セット行います。
  • 効果:広背筋と僧帽筋を強化します。

ロウイング

  • 方法:シーテッドロウマシンを使い、バーを引き寄せます。10回を3セット行います。
  • 効果:背中全体の筋力を強化します。

コアのトレーニング

プランク

  • 方法:肘をついて体をまっすぐに保ちます。1分間を3セット行います。
  • 効果:腹直筋と脊柱起立筋を強化します。

ロシアンツイスト

  • 方法:床に座り、体をねじりながらダンベルを左右に動かします。20回を3セット行います。
  • 効果:腹斜筋を強化します。

脚のトレーニング

スクワット

  • 方法:足を肩幅に開き、膝を曲げて腰を下ろします。10回を3セット行います。
  • 効果:大腿四頭筋とハムストリングスを強化します。

カーフレイズ

  • 方法:つま先立ちを繰り返します。20回を3セット行います。
  • 効果:腓腹筋を強化します。

トレーニングプラン

初心者向けトレーニングプラン

週1-2回の全身トレーニング

  1. ウォームアップ(10分):軽いジョギングやジャンプロープ。
  2. 指と前腕:ハンドグリップトレーナー(10回×3セット)。
  3. 上腕と肩:プルアップ(5回×3セット)。
  4. 背中:ラットプルダウン(10回×3セット)。
  5. コア:プランク(30秒×3セット)。
  6. :スクワット(10回×3セット)。

中級者向けトレーニングプラン

週3回の分割トレーニング

  1. Day 1 – 上半身

    • ハンドグリップトレーナー(10回×3セット)
    • プルアップ(10回×3セット)
    • ショルダープレス(10回×3セット)
    • ラットプルダウン(10回×3セット)
  2. Day 2 – コア

    • プランク(1分×3セット)
    • ロシアンツイスト(20回×3セット)
    • バイシクルクランチ(20回×3セット)
  3. Day 3 – 下半身

    • スクワット(10回×3セット)
    • カーフレイズ(20回×3セット)
    • ランジ(10回×3セット)

上級者向けトレーニングプラン

週5回の集中トレーニング

  1. Day 1 – 指と前腕

    • ハンドグリップトレーナー(15回×4セット)
    • デッドハング(10秒×5セット)
  2. Day 2 – 上腕と肩

    • プルアップ(15回×4セット)
    • ショルダープレス(15回×4セット)
  3. Day 3 – 背中

    • ラットプルダウン(15回×4セット)
    • ロウイング(15回×4セット)
  4. Day 4 – コア

    • プランク(2分×4セット)
    • ロシアンツイスト(30回×4セット)
  5. Day 5 – 脚

    • スクワット(15回×4セット)
    • カーフレイズ(30回×4セット)
    • ランジ(15回×4セット)

注意点

適切なフォーム

筋トレを行う際には、正しいフォームを維持することが重要です。誤ったフォームでトレーニングを行うと、怪我の原因になります。最初は軽い負荷から始め、徐々に重量を増やしていきましょう。

休息とリカバリー

筋肉を効果的に成長させるためには、十分な休息が必要です。トレーニング後は筋肉を回復させるために、少なくとも48時間の休息を取ることが推奨されます。また、栄養補給も重要です。バランスの取れた食事と十分な水分補給を心がけましょう。

バランスの取れたトレーニング

一部の筋肉だけを集中的に鍛えるのではなく、全身をバランスよく鍛えることが重要です。特にボルダリングでは、全身の筋肉が連動して働くため、全身の筋力とバランスを意識したトレーニングが求められます。

まとめ

ボルダリングの上達には、特定の筋肉を効果的に鍛えることが必要です。指と前腕、上腕と肩、背中、コア、脚の筋肉をバランスよく鍛えることで、パフォーマンスが向上し、クライミングスキルも向上します。適切なフォームを維持し、十分な休息を取ることで、安全かつ効果的にトレーニングを行うことができます。ボルダリングを楽しみながら、ぜひこれらのトレーニングメニューを取り入れて、目標に向かって進んでください。

この記事のライター

しょーへー

バド歴15年の社会人アスリート兼ジュニアチームコーチ。学生時代に始めたバドミントンをケガでのブランク期間を挟んで合計15年以上続けています。全国大会出場経験もあります。現在は某都道府県の代表としてプレーしながら、ジュニアチームのコーチとして学生の指導をしているアラサー社会人アスリートです。

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