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【バレーボール】筋トレで鍛えたい筋肉とトレーニングメニュー

ジム

バレーボールでのパフォーマンスを向上させるためには、技術だけでなく、特定の筋肉を強化することが重要です。筋力トレーニングは、スパイクの威力、サーブの精度、ブロックの高さなど、様々な面での能力向上に役立ちます。本記事では、バレーボールを上達させるために特に鍛えるべき筋肉と、それに適したトレーニングメニューを詳しく紹介します。初心者から上級者まで、効果的な筋トレでバレーボールのスキルを一段階上げましょう。

バレーボールで重要な筋肉とは?

下半身の筋肉

バレーボールでは、ジャンプ力や瞬発力が重要です。これらの能力は主に下半身の筋力に依存しています。以下に、特に重要な筋肉を紹介します。

大腿四頭筋

大腿四頭筋は、太ももの前側に位置する筋肉で、ジャンプやランニング時に大きな役割を果たします。強力な大腿四頭筋は、ジャンプの高さや安定性を向上させます。

ハムストリングス

ハムストリングスは、太ももの後ろ側に位置する筋肉で、スプリントや急な方向転換に必要な筋力を提供します。ハムストリングスを強化することで、素早い動きやダッシュが可能になります。

ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)

ふくらはぎの筋肉は、ジャンプの推進力を提供します。これらの筋肉を鍛えることで、ジャンプ力を向上させることができます。

上半身の筋肉

上半身の筋力もバレーボールにおいて重要です。サーブやスパイクの威力は上半身の筋力に大きく依存します。

三角筋

三角筋は、肩の筋肉であり、スパイクやサーブの動作において重要な役割を果たします。強力な三角筋は、力強いショットを打つことを可能にします。

胸筋

胸筋は、特にスパイクやブロックの際に大きな力を発揮します。強力な胸筋を持つことで、打球の威力を増加させることができます。

広背筋

広背筋は、背中の大部分を占める筋肉で、スパイクやサーブの際に腕を引き下げる動作に関与します。広背筋を強化することで、サーブのスピードやスパイクの威力が向上します。

体幹の筋肉

バレーボールでは、体幹の安定性が非常に重要です。体幹の筋力が弱いと、バランスが崩れやすく、正確なプレーが難しくなります。

腹直筋

腹直筋は、腹部の前面に位置する筋肉で、体幹の安定性を保つために重要です。強力な腹直筋を持つことで、バランスを保ちながらプレーすることができます。

腹斜筋

腹斜筋は、腹部の側面に位置する筋肉で、体の回旋動作に重要です。腹斜筋を鍛えることで、素早い方向転換や回転が可能になります。

腰部の筋肉(脊柱起立筋)

脊柱起立筋は、背骨の両側に沿って走る筋肉で、姿勢を保ち、体幹の安定性を提供します。脊柱起立筋を強化することで、長時間のプレーでも疲れにくくなります。

効果的な筋トレメニュー

下半身のトレーニング

スクワット

スクワットは、下半身全体を鍛える優れたエクササイズです。大腿四頭筋、ハムストリングス、ふくらはぎの筋肉を効果的に鍛えることができます。

  1. 足を肩幅に開く: つま先はやや外側に向けます。
  2. 背筋を伸ばす: 背筋をまっすぐに保ちます。
  3. 膝を曲げる: 太ももが床と平行になるまで膝を曲げます。
  4. 立ち上がる: 膝を伸ばしながら元の位置に戻ります。

カーフレイズ

カーフレイズは、ふくらはぎの筋肉を強化するためのエクササイズです。ジャンプ力を向上させるために重要です。

  1. 足を肩幅に開く: つま先は前に向けます。
  2. つま先立ち: ゆっくりとつま先立ちになります。
  3. 元の位置に戻る: かかとをゆっくりと下ろします。

ランジ

ランジは、下半身の筋力とバランスを向上させるエクササイズです。大腿四頭筋、ハムストリングス、ふくらはぎを鍛えることができます。

  1. 足を前に出す: 一歩前に出し、膝を90度に曲げます。
  2. 後ろ足の膝を曲げる: 後ろ足の膝を床に向けて曲げます。
  3. 元の位置に戻る: 前足を押し戻し、元の位置に戻ります。

上半身のトレーニング

プッシュアップ(腕立て伏せ)

プッシュアップは、上半身全体を鍛える基本的なエクササイズです。胸筋、三角筋、広背筋を効果的に鍛えることができます。

  1. 手を肩幅に開く: 手を肩幅に開き、体をまっすぐに保ちます。
  2. 肘を曲げる: 胸が床に近づくまで肘を曲げます。
  3. 体を押し上げる: 肘を伸ばしながら体を押し上げます。

ダンベルプレス

ダンベルプレスは、胸筋を強化するためのエクササイズです。スパイクやサーブの威力を増加させるのに役立ちます。

  1. ベンチに横たわる: ダンベルを両手に持ち、ベンチに横たわります。
  2. ダンベルを持ち上げる: ダンベルを肩の位置まで持ち上げます。
  3. 肘を曲げる: 胸の高さまでダンベルを下ろします。
  4. 元の位置に戻る: ダンベルを持ち上げて元の位置に戻ります。

ラットプルダウン

ラットプルダウンは、広背筋を強化するエクササイズです。サーブやスパイクの動作において重要な筋肉を鍛えることができます。

  1. バーを握る: ラットプルダウンマシンのバーを両手で握ります。
  2. バーを引く: 胸の高さまでバーを引き下げます。
  3. 元の位置に戻る: ゆっくりとバーを元の位置に戻します。

体幹のトレーニング

プランク

プランクは、体幹の筋力と安定性を向上させる優れたエクササイズです。

  1. 前腕を床につける: 肘を90度に曲げ、前腕を床につけます。
  2. 体をまっすぐに保つ: 体を一直線に保ち、腹筋を引き締めます。
  3. キープする: この姿勢を30秒から1分間キープします。

サイドプランク

サイドプランクは、腹斜筋を強化するエクササイズです。

  1. 片肘を床につける: 片肘を90度に曲げ、体を横に保ちます。
  2. 体を持ち上げる: 腹筋を引き締め、体を一直線に保ちます。
  3. キープする: この姿勢を30秒から1分間キープします。

ロシアンツイスト

ロシアンツイストは、腹斜筋を強化するためのエクササイズです。

  1. 床に座る: 膝を曲げ、足を床に置きます。
  2. 体を後ろに傾ける: 上体を後ろに傾け、両手を胸の前で合わせます。
  3. 体を左右に回す: 腹斜筋を使って体を左右に回します。

トレーニングの頻度とスケジュール

バレーボールの筋力トレーニングは、週に2〜3回を目安に行うと効果的です。筋トレと技術練習をバランスよく組み合わせることで、総合的なパフォーマンス向上が期待できます。

例:週間トレーニングプラン

月曜日: 上半身のトレーニング
火曜日: 技術練習
水曜日: 下半身のトレーニング
木曜日: 休息
金曜日: 体幹のトレーニング
土曜日: 技術練習
日曜日: 休息

栄養の重要性

筋力トレーニングの効果を最大化するためには、適切な栄養摂取が欠かせません。特に、タンパク質の摂取は筋肉の修復と成長に重要です。

タンパク質

筋肉の成長には、十分な量のタンパク質が必要です。肉、魚、卵、大豆製品など、さまざまな食材からバランスよく摂取することを心がけましょう。

炭水化物

エネルギー源として重要な炭水化物は、トレーニング前後に適切に摂取することで、パフォーマンスを向上させることができます。

脂質

脂質も重要な栄養素です。ただし、適度な量を心がけ、良質な脂質(魚の脂、ナッツ、オリーブオイルなど)を摂取するようにしましょう。

まとめ

バレーボールの上達には、技術だけでなく、特定の筋肉を強化する筋力トレーニングが欠かせません。この記事で紹介した筋肉とトレーニングメニューを参考に、効果的な筋トレを取り入れてください。適切な栄養摂取も併せて行うことで、筋力の向上とともにパフォーマンス全体を大きく向上させることができます。バレーボールのスキルアップを目指して、継続的にトレーニングを行いましょう。

この記事のライター

しょーへー

バド歴15年の社会人アスリート兼ジュニアチームコーチ。学生時代に始めたバドミントンをケガでのブランク期間を挟んで合計15年以上続けています。全国大会出場経験もあります。現在は某都道府県の代表としてプレーしながら、ジュニアチームのコーチとして学生の指導をしているアラサー社会人アスリートです。

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