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寝る前の筋トレは避けるべき?睡眠の質が下がる理由を解説

睡眠

寝る前の筋トレは健康に良いとされていますが、実は睡眠の質に悪影響を及ぼすことがあります。本記事では、なぜ寝る前の筋トレが睡眠の質を下げるのか、その理由を詳しく解説します。また、効果的な筋トレの時間帯や、睡眠の質を向上させるためのアドバイスも紹介します。

寝る前の筋トレが睡眠に与える影響

体温の上昇による影響

筋トレを行うと、体温が上昇します。運動中に筋肉がエネルギーを消費し、その結果として熱が生成されるためです。通常、睡眠を誘発するためには体温が低下する必要があります。体温の上昇は、寝付きにくさや夜中の目覚めを引き起こす可能性があります。

心拍数の上昇とアドレナリンの分泌

筋トレは心拍数を上げ、アドレナリンなどの覚醒ホルモンの分泌を促進します。これらのホルモンは体を目覚めさせる効果があり、リラックスして眠りに入るのを妨げることがあります。特に、激しい運動は心拍数を急激に上昇させるため、就寝直前の筋トレは避けるべきです。

睡眠の質を下げるメカニズム

自律神経のバランスの乱れ

筋トレによって交感神経が優位になると、リラックスを促す副交感神経の働きが抑制されます。この状態が続くと、体が十分にリラックスできず、睡眠の質が低下します。自律神経のバランスを保つためには、寝る前にリラックスする時間を持つことが重要です。

メラトニンの分泌抑制

筋トレによって体が覚醒状態にあると、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑制されることがあります。メラトニンは体内時計を調整し、眠気を誘発する役割を果たします。メラトニンの分泌が不足すると、睡眠の質が低下し、十分な休息を取ることが難しくなります。

効果的な筋トレの時間帯

午後から夕方の筋トレが最適

筋トレを行うのに最適な時間帯は、午後から夕方にかけてです。この時間帯は体温が高く、筋肉が十分に温まっているため、効果的なトレーニングが可能です。また、就寝までに体温や心拍数が自然に下がるため、睡眠に悪影響を及ぼすリスクが低くなります。

朝の筋トレも効果的

朝の筋トレは、代謝を促進し、一日のエネルギーレベルを向上させる効果があります。朝に運動することで、体内時計がリセットされ、より規則正しい生活リズムを維持することができます。これにより、夜間の睡眠の質も向上することが期待できます。

睡眠の質を向上させるためのアドバイス

リラックスするルーティンを取り入れる

就寝前にはリラックスするルーティンを取り入れることが重要です。例えば、軽いストレッチやヨガ、深呼吸などを行い、体と心をリラックスさせることが効果的です。また、温かいお風呂に入ることで体温を一度上げ、その後の自然な体温低下を促すことも良い方法です。

寝室の環境を整える

快適な睡眠環境を整えることも、睡眠の質向上には欠かせません。寝室の温度や湿度を適切に保ち、静かで暗い環境を作ることが大切です。また、快適な寝具を選び、体をリラックスさせることも重要です。

食事やカフェイン摂取に注意

就寝前に重い食事を摂ると、消化に時間がかかり、睡眠の質が低下することがあります。カフェインを含む飲料や食品は避けるようにしましょう。カフェインは覚醒作用があり、眠りにつくのを妨げることがあります。

まとめ

寝る前の筋トレは、体温の上昇や覚醒ホルモンの分泌により、睡眠の質を低下させる可能性があります。効果的な筋トレの時間帯は、午後から夕方、または朝に行うことがおすすめです。さらに、リラックスするルーティンや快適な睡眠環境を整えることで、良質な睡眠を確保することができます。これらのポイントを押さえ、健やかな生活を送りましょう。

この記事のライター

しょーへー

バド歴15年の社会人アスリート兼ジュニアチームコーチ。学生時代に始めたバドミントンをケガでのブランク期間を挟んで合計15年以上続けています。全国大会出場経験もあります。現在は某都道府県の代表としてプレーしながら、ジュニアチームのコーチとして学生の指導をしているアラサー社会人アスリートです。

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